化学繊維、ビニール、プラスチック、接着剤・・・。 今、私達の身の回りは石油から作り出された化学物質であふれています。今の日本の家のほとんどがこの石油化学によって作られた建材でできていると言っても過言ではありません。
石油化学によって生み出されたものは、これまで自然界には存在しなかったものです。必要な性能、形、強度を持った材料を自由に作り出すことができ、全く同じ性能を持った材料を大量に作り出すことができるわけです。不揃いで不均一な自然界の材料に比べて、こんなにありがたい材料はないでしょう。
しかし、その一方でホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)が原因とされる化学物質過敏症という病気が蔓延することになりました。私達の健康を守ってくれるはずの“家”が、私達の健康をむしばむことになってしまったのです。ただし、この責任を一方的にメーカーに押し付けることはできません。なぜなら、消費者である私達自身が石油化学から生み出される利便性を求めて来たのですから・・・。
地球温暖化防止に向けた施策は、わが国においてもそれぞれの分野で行われていますが、住宅部門での対策が立ち遅れているのが現状です。住宅の省エネルギー化はCO2削減に大きく寄与するものですが、石油化学建材によってそれがなされるようでは意味がなく、私達は自らの健康のみならず、地球の健康を守るためにすでに石油化学建材からの脱皮を迫られているのです。
確かに、今すぐ私達の家から石油化学建材をすべて排除する、というのは困難なことかもしれません。しかし、徐々にではあってもそれは不可能なことではないと、私達は考えているのです。私達が掲げる『省エネ住宅&NO.1建材』の使用とは、まさに地球環境を守り、私達自身の健康をも守るための具体的な指標であり、長寿命をまっとうした『住み継がれる家』が、最後は『自然に還る家』となることを意図しているのです。 |