このグラフは、住宅金融公庫 住宅総合調査室で行われた“住宅の耐用年数に関する調査研究”「住宅はなぜ、いつ取り壊されるか?」の結果をグラフ化したものです。平成元年の調査とかなり古いものですが、なぜかそれ以降はこのような調査が行われていないのです。

取り壊された住宅の建築後経過年数と構造(木造と非木造)区分の関係を比較してみると、木造については50年以上経過したものが23.1%と最も多く、次いで20〜24年経過が17.9%。
一方、非木造は15〜19年経過が33.8%と最も多く、次いで20〜24年経過が26.2%となり、50年以上はわずか4.1%です。
また、建築後平均経過年数を比較してみると、木造住宅が36.8年、非木造住宅が21.2年になり、木造住宅が非木造住宅より15.6年長いという結果になりますが、木造住宅の50年以上経過した後に取り壊されたものを除き、計算し直してみると、木造住宅の寿命も約25年となり、非木造住宅と変わらなくなってしまうのです。つまり、建築後平均経過年数36.8年に大きく貢献しているのは、建てられてから50年以上経過した戦前に建てられた堅固な木の家が全体の約1/4もあったからなのです。
いかに、昨今の家が長持ちしないか、これでおわかりになったと思います。世界一長寿国と言われる日本の、私達の家が世界で最も短命だと言うのは、なんとも皮肉な話です。
では、その原因がどこにあるのか、続いてお伝えすることにいたしましょう。
主なものは、次の4つです。
|